近江ミッション
願いと 祈りと 喜びと
たとえ病の中に在っても 人には願いがある
その願いが叶いますようにと 祈る人々がいる
そして 願いが叶ったとき そこは喜びの空間になる
与えられた いのちと時間
人々の願いと祈りと喜びを見つめた 500日の記録
劇場情報
イオンシネマ近江八幡 2024年11月22日(金)~ https://www.aeoncinema.com/cinema/oumihachiman/
TOHOシネマズ日本橋 2025年 1月10日(金)~ https://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/073/TNPI2000J01.do
たとえ病の中に在っても人には願いがある
本作は滋賀県近江八幡市にあるヴォーリズ記念病院のホスピス病棟を中心に近江八幡の季節の移ろいと伝統行事を織り交ぜながら、余命宣告を受けた人々と家族の願いと、その願いをかなえようとする医療者の交流を見つめ、病の中に在っても感じることが出来る喜びを描いたものです。
2020年早春以降、コロナ禍によって社会は変容した
病院や医療を取り巻く環境もまた 変容せざるを得なかった。
2022年11月
監督溝渕が観たホスピス病棟の姿はコロナ前とは一変していた
感染症の蔓延を恐れ面会は制限され ボランティアの姿もない
まさに閉鎖病棟と化していた
変わらないのは患者と家族の願いと祈る心
その願いや祈りに応えようと懸命にケアに尽くす医療者たちの姿だった
2013年公開の「いのちがいちばん輝く日 あるホスピス病棟の40日」
から10年の時を経て 進化したホスピス病棟やケアを描くという企画は
不可能に思えた
しかしコロナがもたらしたものは決して負の側面ばかりではない
病棟に制限が掛かるのであれば 在宅での療養・ケアに切り替えればよい
命の限りが示された人々愛する家族と残された時間を過ごすために…
在宅医療の可能性が広がり ニーズは高まり 移行するスピードは増した
人はたとえ病の中に在っても「願い」や「希望」がある
それは「病から逃れたい」「死にたくない」というモノばかりではない
限られた時間だからこそ
与えられた一日一日を大切生きるための「願い」がある
その「願い」がかなうようにと祈る家族
その「願い」をかなえるために患者と家族に寄り添う医療者
この映画は人々の「願い」と「祈り」と「喜び」を見つめた記録である
そして「病の中に在っても感じることが出来る幸福本体」を
探す旅でもある
願いは願うことで叶う
どんな状況下に在っても人々には希望があります
しかし その希望は「叶えたい」という強い願いがなければ叶いません
例えば「人生の最期は自宅で過ごしたい」という希望を強く願うことで
その「願い」を「叶えてあげたい」と思う人が現れると考えるのです
その「願い」が叶ったとき
そこは「願う人」「祈る人」そして「叶える人」たちの
「喜びの空間」になると 私は考えているのです
2024年11月 本作監督 溝渕雅幸
2024年/日本/カラー/4KDCP/100分
・語り :杉浦圭子
・音楽監督:ザビエル大村
・後援 :公益財団法人日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団
・制作 :R’s STAFF
・製作配給:アスツナグエイゾウ
・監督 :溝渕雅幸
琵琶湖を望む近江の地
美しい自然と強度行事を背景に
そこに暮らす人々の医療を支える
ホスピス医と患者と家族の心温まる交わり
それは誰もが迎える いのちの終わりに
最後まで寄り添うという
ホスピスケアの実践であり
観る者に希望を与えるメッセージになるだろう
柏木哲夫(ホスピス財団理事長)
西村晋一 様
坂井繁 様
伊藤栄次 様
小笠原望 様
安田博彦 様
𠮷村昌也 様
堀江宏 様
藪秀実 様
Giovanni Capistrano 様
堀江芙美 様
齊藤淳一 様