奈良県明日香村を舞台に、そこに暮らす人々と医療との関わり、明日香村国民健康保険診療所 武田医師と研修医、患者との関わりを撮影、ドキュメンタリー映画「明日香に生きる」として製作します。明日香村の美しい自然、四季折々の風景を織り交ぜ、人と自然とのかかわりも表現する映像づくりを目指します。
奈良県の中央部に位置する明日香村。
飛鳥時代の宮殿や史跡が多く発掘されていることで知られ、「日本人の心のふるさと」とも紹介されている。しかしピーク時8000人※余りだった人口は現在5500人弱にまで減少しており、高齢化率は40%を超えている。※1945年の村域に相当する人口
明日香村に代表される、日々刻々と過疎化が進む我が国の地方部では、そこに住み暮らす人々の「生」と「死」を支える医療の在り方が問われている。
地域で生きること、そして死することの安心を担保するのは医療に他ならない。在宅医療の充実が求められる現状の中、医療を担う人材の育成は急務である。少子高齢化が進む中での地域医療の在り方は国全体における大きな問題となっている。
明日香村国民健康保険診療所は村民のかかりつけ医として身近で幅広い診療を提供し、在宅医療の充実を目指し日々の診療活動を続けている。また、地域医療を担う次代の医師の育成のため、医学生や研修医の教育に注力を注いでいる。
本企画は、診療所管理者の武田以知郎医師と研修医の村民との交流を見つめることで、武田医師の医療活動と研修医の成長する姿を通じて、地域医療の現実と理想像を描く。
自然豊かな明日香村の四季の風景と人々の暮らしを背景に、村で生まれ育ち、やがて迎える人生の仕舞いを村でと願う人たちが必要とする医療とは何か?を問い描くことを目指す。
監督 溝渕雅幸
武田以知郎(たけだいちろう)医師
公益社団法人 地域医療振興協会 明日香村国民健康保険診療所 管理者・所長
【略歴】
・1985年自治医科大学卒業、県立奈良病院にて臨床研修
・天川村国保南日裏診療所長、大塔村立診療所長歴任
・県立五條病院へき地医療支援部長、小児科部長
・2003年社団法人地域医療振興協会入職
・2004年市立奈良病院副管理者、総合診療科部長
・(公社)地域医療振興協会近畿地域医療支援センター長
・2010年明日香村国民健康保険診療所管理者
・奈良県立医科大学客員講師、元自治医大臨床教授
・第 2 回奈良のお薬師さん大賞受賞
・令和3年度日本小児科学会小児保健賞受賞
【活動】
日本プライマリケア連合学会認定医・指導医
奈良県国保直診医療部会長
奈良県介護支援専門員協会理事
日本小児科学会専門医
2023年/日本/カラー/4KDCP/110分(予定)
・監督:溝渕雅幸
・製作統括:藤原福次
・撮影:長谷川智章
・録音:増田岳彦
・後援:公益財団法人日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団
・制作:R’s STAFF
・製作・配給:株式会社ディンギーズ
ご協賛の皆様、ご協賛をいただきながらご芳名の記載を辞退なさった皆様、本当にありがとうございます。
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