近江ミッション

2024年11月22日(金) イオンシネマ近江八幡先行公開決定!!

「近江ミッション」

11月22日(金)より先行公開

イオンシネマ近江八幡

お問合せ 0748-37-3433(自動音声ダイヤル)

 

トークイベント開催決定!

11月23日(祝・土)&24日(日)

両日ともに11:00~の上映回後

登壇者

  僧侶・公認心理士 佐々木慈瞳さん

  元NHKアナウンサー 杉浦圭子さん

  本作監督 溝渕雅幸 

 

※トークイベントだけの入場は出来ません

 

523-0891 滋賀県近江八幡市鷹飼町190-9 

イオン近江八幡ショッピングセンター2番街4F

https://www.aeoncinema.com/cinema/oumihachiman/

 

1122(金)と 25日(月)以降の

上映時間は劇場ホームページでご確認、もしくはお問合せください。


琵琶湖を望む近江の地、美しい自然と郷土行事を背景に、

そこに暮らす人々の医療を支えるホスピス医と患者・家族の心温まる交わり。

それは、誰もが迎えるいのちの終わりに最期まで寄り添うという、

ホスピスケアの実践であり、観る者に希望を与えるメッセージになるであろう。

 

 

 

 

 

 

柏木哲夫氏

ホスピス財団 理事長/淀川キリスト教病院 名誉ホスピス長


空の色、水の音、菜の花、鶯の声、桜の花、笹飾りの短冊。

近江八幡の祈りの行事とともに季節はめぐり、その空の下で、この地に住む人たちの時が刻まれる。ストーリーがあるわけではない。主人公がいるわけではない。

遠からず永遠の別れがくることをみんなが知りながら、思わず笑ってしまうやりとりや、感謝の言葉や、そして万感の思いと惜別がそこにある。人生さいごのときに、この映像が残ることの意味はとても深い。

高橋

医師・NPO法人日本がんサバイバーシップネットワーク 代表理事


真昼の眩しい太陽とは違って夕焼けは日が落ちてからも空を照らし染め上げる。

見えない場所からの光は繊細で刻々と変化し、それは夜明け前の輝きにも似ている。

人生の夕映えを切り取ったようなこの映画に、あらためて今ここにあるすべてのいのちの夜明けに気づかされた。

願いと祈りと喜びが素直に湧き上がってきた。

 

 

佐々木 慈瞳

僧侶・公認心理士



溝渕雅幸監督作品

いのちに寄り添う4つの映画


(2023年公開)

奈良県の中央部に位置する明日香村。

 

飛鳥時代の宮殿や史跡が多く発掘されていることで知られ、「日本人の心のふるさと」とも紹介されている。しかしピーク時8000人※余りだった人口は現在5500人弱にまで減少しており、高齢化率は40%を超えている。※1945年の村域に相当する人口

 

 

明日香村に代表される、日々刻々と過疎化が進む我が国の地方部では、そこに住み暮らす人々の「生」と「死」を支える医療の在り方が問われている。

 

 

地域で生きること、そして死することの安心を担保するのは医療に他ならない。在宅医療の充実が求められる現状の中、医療を担う人材の育成は急務である。少子高齢化が進む中での地域医療の在り方は国全体における大きな問題となっている。

(2020年公開)

全国でもその人口規模に比して飛び抜けた高齢化率となっている周防大島町。平成27年の国税調査では人口17000人余りで高齢化率は51.9%となっている。(※2020年8月1日現在、人口約1万5500人、高齢化率約54%)

 

この島で無床の診療所と複合型コミュニティ介護施設を営む医師、岡原仁志さん(60歳)は診療所や施設のスタッフと医療・介護活動を通じて、豊かな老後を過ごすために医療や介護はどうあるべきかを問い続けています。

 

 「高齢者が安心して暮らすことが出来る社会とは?」

 

 映画では高齢化に伴う様々な問題を提起しつつも、安易に警鐘を鳴らすだけではなく、その解決のために日々活動している岡原さんたちの姿から、高齢者が安心して暮らしていける社会のためのヒントを得る事が出来る作りを目指します。

 


(2018年公開)

「いい仕舞い」。四万十には「いい仕舞い」という言葉があります。その日まで食事ができて、痛くなくて、みんなと話しが出来て、なじみの人の中で最期を迎えられる、これを「いい仕舞い」といいます。死は悲しい現実です。しかし「いい仕舞い」という言葉の中には、死は悲しみだけでなく旅立った人やそれを支えた人々の苦労をねぎらい感謝をする、という想いがあります。

 

「ひとのいのちも自然のなかのもの」

徐々に弱っていく患者さん。傍らには家族が寄り添います。今朝まであった呼吸は途切れ途切れになり、やがてなくなります。ひとつの生命の終焉です。しかし「いのち」は見守る家族に受け継がれその中で生き続けるのです。小笠原さんは、悠々と蛇行を繰り返しやがて海へと注ぐ四万十の流れに重ねて語ります。「そんなに嘆かなくてもいい、急がなくてもいい、一日は終わり、そして始まるのだから」と。

(2013年公開)

六回目の冬を迎えようとしているホスピス「希望館」。終末期を迎えたがん患者のための医療施設である。しかし、入院患者やその家族たちの表情はとても穏やかで、笑顔も見られる。与えられたその日一日を精一杯生きてもらうためのケアが、希望館のスタッフたちによって実現しているのだ。

 

ホスピス医の細井順さんは白衣を着ない。それはがんを患った自身の経験から、「患者も医者も同じ弱さを持った人間同士」であるという考えに至った結果だ。細井さんは目線を合わせて患者の「痛み」や「寂しさ」に寄り添う。

 

ある日、外来通院を続けていた一人の患者が入院する。その日から細井さんをはじめ病棟スタッフたちの、患者とその家族に「寄り添う」ケアが始まる。残された時間を大切に生きてもらうために・・・。