5月5日・6日
奈良市で上映!
▼奈良公園バスターミナル レクチャーホール アクセス
〈お問い合わせ・お申し込み〉
お問い合わせの際は「5月5日・6日の映画 明日香に生きる」の件でとお伝えください。事前ご予約の場合はメールにて、鑑賞希望日とお名前・ご連絡先・必要枚数をお伝えください。
主催:(株)アスツナグエイゾウ
映画上映とフォーラム概要
日時:2024年5月5日(日) ・5月6日(月・祝日)12時30分開場 16時30分閉場
★第一部・映画上映
13時~15時
「明日香に生きる」2023年公開 監督:溝渕雅幸 118分
奈良県明日香村を舞台とした地域医療を取材したドキュメンタリー映画。明日香に住み暮らす人々と医療介護者との交流を描いている。
★第二部・フォーラム
15時15分~16時20分
『地域医療の現場と人材の育成』(仮テーマ)3人のパネリストとモデレータによるディスカッション。
●パネリスト
・武田以知郎医師 …明日香村国民健康保険診療所 所長
・𠮷本清巳教授…奈良県立医科大学 総合医療学(5月5日のみ)
・上谷沙織医師…奈良県立医科大学 総合医療学 医員(5月6日のみ)
・佐々木慈瞳さん…僧侶 公認心理士 奈良県総合医療センター緩和ケアチーム・西奈良中央病院 緩和ケア病棟 心理カウンセラー
●モデレータ
・溝渕雅幸 映画監督「明日香に生きる」監督
※第二部だけの参加はできません。
◆フォーラムの企画の趣旨
地域包括支援センターが創設されて20年近く経つ。医療・介護のニーズは地域によって異なるため、「患者中心の医療」を実現するためには地域ごとの工夫が必要であり、全国各地のセンターは地域の特色に合わせて稼働している。
が、上手く機能しているところもあれば機能していないところもある。「誰のための…」「何のための…」と考えつつも、検討は医療・介護者からの視点になる。
溝渕の映画は医療・介護のドキュメンタリーであり、医療者でも患者でもないフラットな視点から現実を映している。第1作はホスピス、第2作は訪問診療、第3作は医療と介護の複合、と撮影の舞台を変えながらそこに生じる人間の交流を描いてきた。そして第4作目『明日香に生きる』の舞台は「明日香村」。患者も家族も医師も看護師も「明日香村」を構成する人間の一人として描かれており、生まれて育って役割を果たして老いて死ぬという人間の姿を患者も家族も医療者も関わりの中で変化し成熟していくドキュメンタリーであり、そこには医療の視点も患者の視点もなく、ただ淡々と地域の視点で描くことに努めている。
地域の医療連携には医療・介護のチームアプローチが必須である。ひとりの患者ごとに必要な専門職がチームを組み、其々が専門性を持ったアプローチから得た情報をチームにフィードバックして共有することで患者支援に活かしていく。これにより医療・介護が効果的に提供できるだけでなく、医療が患者や家族の望みを探り「患者や家族の願いを叶えるため」のものとなり、同時に援助者自身が「専門性を有意義に活かせるため」の人間的研鑽の場を生むことにもなる。
フォーラムでは各パネリストに地域の医療を支える現役の医療者の立場と後方支援と後進育成の立場から思うことを忌憚なくお話しいただく。専門性を活かしたアプローチから知り得た患者の生活情報をチーム内で共有することが、個別の医療・介護サービス提供に資するに留まらず患者と家族の望みや願いを叶えるためにどのように機能しているか?個々の「幸福の最大化」を図るためには、医療・介護従事者が地域の中でどのような視点を持って活動をすることが重要なのか?そのようなスキルを持つ人材育成のために必要なことは?
上記のようなテーマによる議論を通じて、患者や家族のみならず医療・介護者も含めた地域の人々にとって理想的な地域連携とは何か、地域医療のいまと理想とする明日の姿を浮き彫りにする。
5月26日(日)
近江八幡市で上映!
▼近江八幡市文化会館 アクセス
〈お問い合わせ・お申し込み〉
お問い合わせの際は「5月26日の映画 明日香に生きる」の件でとお伝えください。事前ご予約の場合は、鑑賞希望日・必要枚数とお名前・ご連絡先をお伝えください。お電話の場合、営業時間外にはお受けできない場合があります。
主催:公益財団法人 近江兄弟社
TEL:0748-32-2456
FAX:0748-33-6960
※スマホの場合は以下バナーをタッチして発信できます
映画上映とフォーラム概要
日時:2024年5月26日(日) 12時30分開場 17時閉場
★第一部・映画上映
13時~15時
「明日香に生きる」2023年公開 監督:溝渕雅幸 118分
★第二部・フォーラム
15時15分~16時30分
『安心して暮らすことが出来る町のための医療と介護とは?』(仮)4人のパネリストとモデレータによるディスカッション。
●パネリスト
・武田以知郎医師 …明日香村国民健康保険診療所 所長
・花戸貴司医師…東近江市 永源寺診療所 所長
・三ッ浪健一医師…公益財団法人近江兄弟社 理事長
・佐々木慈瞳さん…僧侶 公認心理士 奈良県総合医療センター緩和ケアチーム/西奈良中央病院 緩和ケア病棟 心理カウンセラー
●モデレーター
・杉浦圭子さん
元NHKアナウンサー、1981年NHK入局、1988年には女性アナで初めて紅白歌合戦の総合司会を務める
※第二部だけの参加はできません。
この地に生まれ、この地で暮らし、やがてこの地の土へと還る。
死と生のあいだにあるモノとそれをつなぐモノ。
いのちを巡るものがたりを追いかけた400日の記録。
「美しい自然に恵まれた奈良県明日香村。そこで生まれ、死んでいく人々と診療所の医師、看護師との交流を描く。病院死が当たり前になった現代社会に、自宅で家族に見守られながら死を迎えることの幸せを伝える秀作。」
柏木哲夫氏:ホスピス財団 理事長/淀川キリスト教病院 名誉ホスピス長
■収録内容:
・「いのちがいちばん輝く日 あるホスピス病棟の40日」本編(約95分)
・対談映像:柏木哲夫氏(淀川キリスト教病院 名誉ホスピス長・相談役)/細井順氏(元ヴォーリズ記念病院ホスピス長/現 湯川胃腸病院 緩和ケア科部長)(約45分)
■販売価格:5,500円(税込・送料込)
■企画・制作・発行・発売:株式会社ディンギーズ
発売:いのちのことば社
(2013年公開)
六回目の冬を迎えようとしているホスピス「希望館」。終末期を迎えたがん患者のための医療施設である。しかし、入院患者やその家族たちの表情はとても穏やかで、笑顔も見られる。与えられたその日一日を精一杯生きてもらうためのケアが、希望館のスタッフたちによって実現しているのだ。
ホスピス医の細井順さんは白衣を着ない。それはがんを患った自身の経験から、「患者も医者も同じ弱さを持った人間同士」であるという考えに至った結果だ。細井さんは目線を合わせて患者の「痛み」や「寂しさ」に寄り添う。
ある日、外来通院を続けていた一人の患者が入院する。その日から細井さんをはじめ病棟スタッフたちの、患者とその家族に「寄り添う」ケアが始まる。残された時間を大切に生きてもらうために・・・。
(2018年公開)
「いい仕舞い」。四万十には「いい仕舞い」という言葉があります。その日まで食事ができて、痛くなくて、みんなと話しが出来て、なじみの人の中で最期を迎えられる、これを「いい仕舞い」といいます。死は悲しい現実です。しかし「いい仕舞い」という言葉の中には、死は悲しみだけでなく旅立った人やそれを支えた人々の苦労をねぎらい感謝をする、という想いがあります。
「ひとのいのちも自然のなかのもの」
徐々に弱っていく患者さん。傍らには家族が寄り添います。今朝まであった呼吸は途切れ途切れになり、やがてなくなります。ひとつの生命の終焉です。しかし「いのち」は見守る家族に受け継がれその中で生き続けるのです。小笠原さんは、悠々と蛇行を繰り返しやがて海へと注ぐ四万十の流れに重ねて語ります。「そんなに嘆かなくてもいい、急がなくてもいい、一日は終わり、そして始まるのだから」と。
(2020年公開)
全国でもその人口規模に比して飛び抜けた高齢化率となっている周防大島町。平成27年の国税調査では人口17000人余りで高齢化率は51.9%となっている。(※2020年8月1日現在、人口約1万5500人、高齢化率約54%)
この島で無床の診療所と複合型コミュニティ介護施設を営む医師、岡原仁志さん(60歳)は診療所や施設のスタッフと医療・介護活動を通じて、豊かな老後を過ごすために医療や介護はどうあるべきかを問い続けています。
「高齢者が安心して暮らすことが出来る社会とは?」
映画では高齢化に伴う様々な問題を提起しつつも、安易に警鐘を鳴らすだけではなく、その解決のために日々活動している岡原さんたちの姿から、高齢者が安心して暮らしていける社会のためのヒントを得る事が出来る作りを目指します。